1日5分で自分を変える!「なりたい自分ドキドキ疑似体験」

未来日誌2挿入画像 よく願いは叶うとか、想像していることは実現するとかいわれます。しかし、宝くじは買わないと当らないように、願いや想像もまた、あなたが行動に移さなければ実現しません。

 ここでは願いや想像を実現させるために、今日から行動に移す方法をご紹介します。結論から先にいうとそれは疑似体験をする方法です。そのためにちょっと変わった日記を書きます。

 

 

◆ 未来の日記を書くと、行動に移さずにはいられなくなる

 ふつう、日記はすでに起こったことやその時の気持ちなどを記します。しかしおススメするのは、「すでに起こったこと」ではなく、「未来に起こること」を記す日記です。私はこれを未来日誌と呼んでいます。

 どうして未来日誌を書くと、なりたい自分になれるのでしょうか?

 

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1.具体的に想像することができる

 願いや理想像が漠然としすぎていると行動に移せません。未来日誌を書くことでなりたい自分を現実的で具体的にし、行動に移しやすくできます。

2.行動が明確になる

 あなたが今日できることはとても限られたことだけです。その中で何ができるのか明確になります。

 3.“勇気を出す”が経験できる

 変わるということは時として勇気が必要です。想像の中であっても一度経験すると、現実のシーンで勇気が出やすくなります。

4.記憶に刻まれると、現実の場面でスムーズに表現できる

 自分が体験したことは経験として身に付きます。例え想像だけでも、運動会の予行練習や面接の模擬試験と同じ効果を得られます。現実のシーンでやるべき事を仮に忘れていたとしても、パッと思い出し自然とふるまえるような慣れをつくります

 

 

 ◆ 未来日誌の書き方

1.いつ書く?未来日誌2挿入画像

 未来日誌はその日の朝に書くのがベターです。

ふつうの日記は夜に書く人が多いですが、夜はその日にあった出来事で心が濁りがちです。不必要な感情がたくさん生じる夜に書くのはおススメしません。

 朝ならいつでもいいです。ただし、十分に想像力を働かせ、あたかも体験したかのように実感を持って書く必要がありますので、それができる環境であれば、ご自宅を出てからでも問題ありません。

 

 

2.書き方のコツ

 スケジュール張を記入する訳でありませんから、今日の予定をただ書いてもダメです。なりたい自分になるために必要な行動を、1つ、多くても2つまでにしぼり、そこだけを克明に書きます

 例えば「ありがとうを言える人になりたい」なら、コンビニの店員さんにレジでありがとうと言うシーン、「振る舞いの素敵な人になりたい」なら、会社でお茶を入れた時「どうぞ」と一言添えるシーン、などといった具合です。

 

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3.具体的な書き方

書き方は、実際の例を見て参考にして下さい。

 1.「気遣いのできる人」になりたい さんの日誌例

≪いつものことだけど、お昼休みにエレベーターに乗ると、階が下りるにつれて次々と人が乗って来た。エレベーターのボタンを操作していたのは、上の階から乗っている男性。いつもお礼の気持ちは有るけど、どう表現していいか分からなかった。

今日は降りる時、思い切って「ありがとうございます」と言ってみた。名前も知らない男性の方だったけど、「あっ、ども」って会釈を返された。

勇気がいったけど、相手にとっても嬉しい出来事だったかも、、、コミュニケーションが少し楽しくなった。≫

 

 

2.「新入社員との信頼を深めたい」教育係 さんの日誌例

≪新人のSさんとIさんと3人でミーティングをした。教育係を任されたはいいが、どうも二人と心が通っていない感じがしていた。そこで今日は二人の話をしっかり聞いてみようと思った

最初はいつもの調子であまり話をしない二人だったが、自分の言いたい事は我慢し聞き役に徹した。優しい目線でゆっくり相槌を打つことを心がけた。次第に二人の話は盛り上がり、気がつくと予定の30分を超えていた。いつもはミーティングを終えても表情に変化のない二人だが、今日は随分と明るい表情だった。

 

 この2つの例のように、具体的な場面を現実感を持って「ありあり」と書き記します。

 

 

◆ 書いたけど、現実に起こらないとき

 未来日誌を書いても、現実にはそれが起こらない場合もあります。でも気にする必要はありません。実感を伴った疑似体験をすることが最大の目的ですから、数日後でも1ヶ月後でも、日誌に書いたようなシーンが現実に訪れた時、フッとやることが頭に浮かぶようになります。その時に行動に移せばいいのです。未来日誌2挿入画像

 ただし、いくら書いても現実に同じような事が起きなかったり、行動に移しにくい場合は書く内容を見直してください。

 もっと現実的で実現可能な範囲にしぼらないと、あなたの夢や理想像は、ただの絵に描いた餅になってしまいます。

 

 

◆ 相手に変化を期待してはダメです

 気を付けたいのは相手がいる場合、現実のシーンでは相手の変化に期待しないことです。今日変わるのはあなたですから、前向きな変化を相手の表情や態度に求めてはいけません。ここを勘違いすると疲れる原因になってしまいます。

 しかし、未来日誌の中には相手の変化をどんどん書いて構いません。現実のシーンで相手の表情や態度にでなくても、相手の心には変化が生じている場合が多くあるからです。

 肝心なのは、あなたが変わるのは「あなた自身が理想に近づく」ためであって、相手に理想的な変化を求めないという点です。

 

 今日の少しの勇気、小さな行動の変化、その積み重ねが未来のあなたを必ず変えます。夢や理想を実現することが、あなたにはふさわしいのです。どうぞ素敵な変化への旅立ちに未来日誌を携行してください。

勇作

 

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